2005年07月15日
【医療経営の王道】リアルメディカルニュース vol.4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第 4号━2005/07/15━━
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■■ 医療経営の王道 リアルメディカルニュース
□□ ≪TCCT≫ Total Care Coodinate Team による経営改善
■■ 〜これだけで医療経営が変わる!質が変わる!皆が変わる!〜
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発行者:経営革新コンサルタント 内田敏行 リアルメディカル(株)代表取締役
サイト:>>http://www.realmedical.co.jp/
(1) ごあいさつ
(2) TCCTによる経営改善 院内の旗振り役
(3) 医療経営の王道 単価分布表の読み取り方
(4) 個人情報保護Q&Aコーナー
(5) おすすめ情報
(6) 編集後記
※TCCT・・・Total Care Coodinate Team
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(1)ごあいさつ
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こんにちは、医療経営の王道を探求している内田です。
皆さんと一緒に道を究めたいと思っています。
唐突ですが、このメルマガですが、ぜひご友人にも、ご紹介下さい。
年数百万円もかかるコンサルティング費用と同じような効果があると信じ、
いろいろなノウハウを開示していきます。
実際に、弊社も年数百万円でコンサルティング契約を受注しています。
(費用対効果を考えると、究極のディスカウントだと思っています)
良いコンサルを入れれば、着実に効果も上がり院内風土も改善します。
悪いコンサルを入れれば、急激な効果が出ても短命で、風土も悪化し後悔します。
それならば、自力で少しでも改善したいと願っている方に是非読んでいただきたい、
できれば全ての医療機関の方に読んでいただきたい、そう願っています。
ぜひ、一人でも多くの方にご紹介いただければと思います。
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(2)≪TCCT≫ Total Care Coodinate Team による経営改善
■〜 院内の旗振り役 〜■
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■医療資源の旗振り役
前回、医療資源をマッピングして、院外資源との友好関係を築くには、
地域連携室を中心とした病院全体での協力体制が重要ですと説明しました。
地域連携室の役割は重要です。実は、もう一つ重要なセクションがあります。
それは、診療情報管理室です。
院外資源を把握し、患者さんと結びつける役目が地域連携室。
そして、院内資源を把握し、紹介をいただくのも地域連携室。
さらに、患者さんの病態に応じ、効果的な院内資源の割当管理は診療情報管理室。
地域連携室と診療情報管理室は、まさに双子星だと思います。
この2つが有機的に機能して、資源を無駄なく活用して適正医療が実現できます。
それほど重要なセクションで、医療品質が向上するばかりでなく、
非常に大きな収益を生み出す根源になりえます。
■具体的には誰がやるの?
地域連携室も診療情報管理室も、事務系スタッフや診療情報管理士の仕事と思われ
がちですが、それに限ることなく、できれば看護師など医療系スタッフもどんどん
参加していただきたいです。その方が、「現場」と「情報」が密接に連携しあって
医療の品質、病院の品質がグングン向上しますよ。
要するに、事務系・医療系にかかわらず、院内に顔の効くスタッフを配置するのが
ベターですね。院内営業のできる人です。
あるいは「幹部に育成しよう!」と狙いを定めたスタッフもベターです。
週1回は、各部署とカンファレンスや連絡会議を開いて、特記すべき患者さんの
情報交換や院内医療資源の無駄遣いなどを相談するのが大切です。
■情報源は?
固定的な医療資源の把握は簡単です。
でも実際には、流動的な情報が沢山ありますよね。レントゲンの稼働率だとか、
ある疾患の患者さんが、きちんと定期的に来てくれているのか?あるいは、
特定薬剤の使用状況だとか・・・
皆さんは、どうやってこれらの情報を管理していますか?
電子カルテが無いので、データが電子化されていないとお嘆きでしょうか?
電子カルテが無くても大丈夫です。答えは全てレセコンにあります。
患者さんの情報も、いつ来院されて、何をしたのか?も。
この情報を整理すれば、ある日にレントゲンが何回稼動しているか?
ある月にCTがどれだけ利用されたか? 保険病名ですが、どんな疾病が何割か?
こんな具合に、宝の山が眠っています。
(実は、このデータマイニングも弊社の特許出願中のサービスなんです・・・)
手作業でも構いませんので、これがスムーズにできる環境を構築してください。
■収益改善の糸口は?
これは次回にしましょう。ちょっと行数が増えすぎましたので(^^;
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(3)医療経営の王道
今回のテーマ : 単価分布表の読み取り方
★王道って、コロンブスの卵?いえいえ、それがベーシックな解決策です。
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■おさらい
単価分布表は出来ましたか?
診療区分別の報酬も列記した単価分布表を作成して、
単価の高い順から並び替えしてくださいね。
今回は、その読み取り方になります。
■収入のコントロール「単価分布表の読み取り方」
こんな感じになっていますよね?
平均1日単価の右側に、診療区分別の平均も列記しておきます。
平均1日単価の高い順に並び替えます。
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氏名 入院日数 合計診療費 平均1日単価 初再 入院 検査 投薬
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Aさん 18 ¥○○○○○ ¥28,000 ¥●●● ¥ ¥ ・・・
Bさん 24 ¥△△△△△ ¥27,910 ¥▲▲▲ ¥ ¥ ・・・
Cさん 16 ¥□□□□□ ¥27,120 ¥■■■ ¥ ¥ ・・・
: : : : : : :
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ここに主治医の欄や傷病名の欄を設けてもいいと思います。
(1) まずはじめに
あなたの病院での平均1日単価は、どの辺りに集中しているでしょう?
極端に高い人や安い人がいませんか?
(2) その額は、当然の平均1日単価になっているのでしょうか?
「当然の」というのは、本来あるべきという意味です。
ある患者さんの平均1日単価に占める薬剤の割合は?
ある患者さんの平均1日単価に占める入院基本料の割合は?
これらの割合は、医療資源に見合った割合なのか、
また、もっと医療資源を投下したら、他の割合が増えるのでは?
こういう事を、ぜひ検討していただきたいと思います。
医療資源が過剰に投下されていないか?
逆に医療資源の活用が不十分ではないか?(こちらが多い!)
こういった観点で、単価分布表をじっくり見渡すと、
適正な医療資源の配分が見えてきます。
ということは、目標とすべき平均単価も見えてきます。
医療現場では、適正な医療資源の配分を考え実行し、
事務系部門では、それが目標とすべき平均単価になっているのかを
管理できるようになります。
この管理方法は、慢性期・急性期にかかわらず、
自院の品質基準を定める上で、重要な手法となりえます。
次回は、医療資源を無駄なく、かつ、過剰に投下しないための管理方法を
お伝えしたいと思います。
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(4)個人情報Q&Aコーナー
編:実践医療経営コンサルタント 重廣 健
今回は、病棟・入院患者対応編・その2
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Q1 輸液のパックやボトルにフルネームを記入し、間違いがおこらないように対応
しているが、準備をする場所が(構造上)どのようにしても廊下からは見えて
しまう。、安全管理を優先と考え、このままでいいか?
A1 プライバシー保護と患者取り違えあるいは業務の正確性とを勘案して、各医療
機関ごとの考えで運用を決めることが重要。
──── ─── ─── ─── ─── ─── ───
Q2 回診時にメモした患者の体温も個人情報として、開示請求や停止請求の対象に
なるか?
A2 個人を特定できる情報はすべて本法の対象になります。そのうち、6ヶ月以上
保持し続けるデータは保有個人データといい、開示・訂正の対象となる。した
がって、6ヶ月未満で廃棄する予定のメモ等は対象外です。ただし、医療契約
(民法:医療は準委任契約と考えられています)においては、診療記録の開示
対象となる可能性もあります。カルテに挟み込んであったりすると一体と見な
される可能性があるので、メモの取扱には十分注意する。
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Q3 緊急検査の結果はFAXで受診しており、誰かの目にふれる可能性が十分あるが、
問題はないか?
A3 一般的には「診療目的」の方が強いはずです。送信するときは、事前に相手に
電話をして送信し、送信後に確認するという慎重さは必要。院内でのルール化。
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(5)おすすめ情報
お奨めセミナー、お奨めWEBサイトなどを紹介するコーナーです。
自分たちで開催するセミナ−を案内して欲しいという方はご一報下さい!
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┌──────────────┐
│ 地方公営企業年鑑のサイト │
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http://www.soumu.go.jp/c-zaisei/kouei/html/mokuji.html
前回に引き続き、このホームページも大変参考になります。
というか、参考にしています。
自治体病院の状況が克明に分かりますので、
ベンチマークの基準にされている方も多いと思います。
┌──────────────────────┐
│ できる・わかる医療経営塾・トップセミナー │
└──────────────────────┘
講師: 弊社副社長 重廣 健
テーマ: 病院存続の基本条件
平均在院日数をズバリ短縮できる目からウロコの管理方法など。
収益改善病院で使っている具体的な管理帳票もお渡しします。
会期: 大阪 7月19日(火) 13:30〜16:00 (受付13:00〜) 締め切りました
福岡 7月27日(水) 13:30〜16:00 (受付13:00〜) 残数8
会場: 大阪 梅田スカイビル22階 スカイビル会議室Fルーム
福岡 林英ビル1階 Aホール
会費: 12,600円(税込)
詳細: 詳細情報とお申込みに関しては、以下のURLをご覧下さい。
http://www.realmedical.co.jp/seminar/
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(6) 編集後記
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今週から急に蝉の鳴き声がするようになりましたね(ちなみに大阪です)。
今年も半分が過ぎた証拠です。これから、年末に向かって突き進むわけですが、
個人的にこの時期になると、減価償却費のことが気になります(おかしい?)。
今年の新設備と昨年までの減価償却・・・増やしたくないけど増えていくなぁ、と。
ところで、電子カルテを導入されている方はいらっしゃいますか?
結構なお値段がして、保守料、追加改造費などがドンドン膨らみながらも、
5年や6年で償却することになりますよね。
償却に見合うだけの収益や効果が得られる仕組みなのか、
今一度再考されてみてはいかがでしょう。
なお、忌憚のないご意見をいただけたら幸いです。
ご意見は⇒< magazine@realmedical.co.jp >までどうぞ!
個人宛は⇒< uchida@realmedical.co.jp >までどうぞ!
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*謝辞
本紙を発行するに当たって多くの方の協力をいただきました。
特にアクチャーコンサルティングの代表取締役でもあられ、
ランチェスター戦略 実践指導コンサルタントである岩月康隆氏には
多大なお力添えをいただきました。ここに心より感謝の意を表します。
http://www.accture.co.jp/
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発行人: 経営革新コンサルタント 内田敏行
リアルメディカル株式会社 代表取締役
発行元: 【医お良を文化ととらえ共に育む】
リアルメディカル株式会社 出版局
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