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2005年07月22日

【医療経営の王道】リアルメディカルニュース vol.5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第 5号━2005/07/22━━
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■■     医療経営の王道 リアルメディカルニュース
□□      ≪TCCT≫ Total Care Coodinate Team による経営改善
■■      〜これだけで医療経営が変わる!質が変わる!皆が変わる!〜
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  発行者:経営革新コンサルタント 内田敏行 リアルメディカル(株)代表取締役
  サイト:>>http://www.realmedical.co.jp/

(1) ごあいさつ
(2) TCCTによる経営改善    旗振り役の役目と効果
(3) 医療経営の王道      病棟管理表
(4) 個人情報保護Q&Aコーナー
(5) おすすめ情報
(6) 編集後記
                                      ※TCCT・・・Total Care Coodinate Team
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(1)ごあいさつ
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こんにちは、医療経営の王道を探求している内田です。
今回は、発行が遅れてスミマセン。毎週金曜発行で準備しているのですが、所用のた
め原稿が書ききれませんでした。

今回は、経過観察による収益改善ヒントと病棟管理についてお話したいと思います。

ぜひ、一人でも多くの方にご紹介いただければと思います。
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(2)≪TCCT≫ Total Care Coodinate Team による経営改善
         ■〜 院内の旗振り役 〜■
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■旗振り役の役割

 前回は、地域連携室と診療情報管理室が有機的に機能して、適正医療が実現でき、
 大きな収益を生み出す根源になりえると申しました。
 特に、この2部門に限るわけではないのですが、旗振り役の活躍が必須です。
 したがって、この2部門をわざわざ設置できない場合は、事務部門にて対応するこ
 とも検討してください。

 これらのセクションは、医師も責任者として参加していただき、旗振り役として
 の動きを院内の全ての部門で理解・共有することが大切です。

 旗振り役は、患者さんに最適な医療資源を割り当てることが役目です。
 すなわち、医療資源全てを上手くコーディネイトして、どの患者さんにも平等に
 漏れなく対応することを推進します。

■例えば

 糖尿病で通院している患者さんって、何人ぐらいいらっしゃいますか?
 その方たちの病状の進行具合を測定するには、HbA1cの検査をしますよね。
 この検査、きちんと毎月実施できていますか?
 適切な経過観察をするには、定期的な検査は必要ですよね。
 何にもしないと、症状がひどくなってから慌てることになってしまいます。

 本当に一度調べてみてください。
 どうです?何ヶ月も来院していない患者さんがいるはずです。
 仮に来院していても、検査せずに投薬だけで終わっている場合もあるのでは?

 旗振り役は、次回に備えて、検査した方がいいのでは?と思う患者さんのカルテ
 に、色付きのカードを挟むこと。診察室では、先生にこのカードをみてもらって、
 検査するかどうかを判断してもらいます。
 
 どうです?これで来院さえしていただければ、漏れがなくなります。
 きちんと来院してもらうためには、他の工夫が必要です。

  ・診察が終わったら来月の予約をしていただく。
  ・地域連携の目的もかねてコールセンターを設置し、電話で来院を促す。

 こういう工夫で確実に来院してもらいましょう。
 (コールセンターと地域連携の詳しい話は、別の機会にしたいと思います)

■収益は生み出すの?

 収益の前に大切なこと。
 この様に確実に実施すべきことを洗い出して、患者さんに提供できる仕組みが
 大切ですよね。患者さんだけでなく、ご家族の方にもきっと満足していただける
 と思います。

 さぁ、収益の方はどうなると思いますか?
 こうやってコーディネイトすると、糖尿のHbA1Cだけでもかなりの件数が
 実施されることになります。
 他にも、経過観察には欠かせない診療行為って沢山ありませんか?
 骨塩定量、心電図・・・・などなど。

 これらがきちんと実施されれば、当然、収益も改善します。

  ・自院の疾病構造を調べる(保険病名でかまいません)
  ・主要疾病における経過観察項目を洗い出す
  ・毎月の実施件数を調べる

  【式】
   1月 (対象患者数−1月の実施件数)×実施点数=1月の機会損失
   2月 (対象患者数−2月の実施件数)×実施点数=2月の機会損失
   3月 (対象患者数−3月の実施件数)×実施点数=3月の機会損失
                 :
                 :
                 :
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                      年間合計   秘密(^^)

 相当の金額を機会損失しているのが実感できましたか?
 1疾病だけで相当数になりそうですね。
 この機会損失は、単に収益上のロスというだけでなく、適正な経過観察が
 できていなかったことを示し、患者さんの健康状態にとっても大きなロスです。

■組織的に管理してゆくには?

 毎回同じパターンですが、これは次回にしましょう(^^)  お楽しみに!


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(3)医療経営の王道

   今回のテーマ : 単価分布表の読み取り方

   ★王道って、コロンブスの卵?いえいえ、それがベーシックな解決策です。
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■医療資源を適切に投下する管理方法

  適切に管理する方法の一例として「病棟管理表」のお話をします。
  病棟で行なわれる活動を書き出しますと、

   ・入院診療計画
   ・リハビリ  総合計画1,2,3,4
   ・リハビリ  理学療法(個別指導、集団指導)
   ・リハビリ  理学療法(早期リハ14日以下、30日以下、90日以下、ADL)
   ・リハビリ  作業療法(個別指導、集団指導)
   ・リハビリ  作業療法(早期リハ14日以下、30日以下、90日以下、ADL)
   ・リハビリ  言語聴覚(個別指導、集団指導、摂食指導)
   ・リハビリ  消炎鎮痛
   ・薬剤管理  薬剤指導1,2,3,4(月4回分という意味)
   ・薬剤管理  麻薬1,2,3,4  (同上)
   ・薬剤管理  退院時薬剤指導
   ・栄養指導  訪問
   ・栄養指導  個別指導1,2、集団指導
   ・難病入院
   ・HBsAg
   ・HCVAb
   ・特定薬剤治療管理
   ・退院前在宅療養指導
   ・退院時リハ指導
   ・退院指導

  これらの活動や書類の発行が、各患者さんに対して実施されているか?を
  毎月および毎日管理する帳票をつくりましょう。

  当然、患者さんごとに、実施すべき項目とそうでない項目があります。
  縦軸の患者さんの名前、横軸にこれらの項目を並べて一覧表を作ります。
  本日対象になっている項目に白い丸印をつけておき、
  各担当部署が実施すれば黒丸に塗りつぶすという管理を行ないます。
  白丸印のついていない項目は、実施しなくて良い項目です。

  この帳票は、病棟ごとに作成し、看護師長が白丸印をつけるのがよいでしょう。
  これなら、ドクターの診療内容に口を挟むことになりません。
  リハ指導の指示が出ていなければ、「この患者さん、リハ不要でしょうか?」と
  ドクターに相談してみるのも一案です。
  前にも書きましたが、先生も全てが頭に入っているわけではないので、正しい
  ことであれば、「あ、確かにそうだね」と言っていただけると思います。
  
  これなら、隣のベッドの患者さんには、なにやら書類を渡して説明してたのに
  うちの旦那には何にも説明が無かった!なんてクレームもこなくなりますね。
  患者さん全員に平等に接するためにも必要だと感じていただけました?


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(4)個人情報Q&Aコーナー
                                    編:実践医療経営コンサルタント 重廣 健

    今回は、電話応対編
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Q1 電話での応答は、本人といえどもいちいち、確認しなければならないとすれば
   どのような確認をすればよいのか?

A1 ID番号、氏名、生年月日等の確認が必要。微妙な情報の話はしないほうがよい。

   ────  ───  ───  ───  ───  ───  ───

Q2 入院患者に外部から「・・さんお願いします。」と電話がかかってきた場合、
   どう対応すべきか。

A2 入院時に、電話での取り次ぎをするかしないかを予め書類で確認しておく必要
   がある。ある人が、病院で治療を受けているという情報そのものも、保護すべ
   き対象であることに注意しなければならない。

   ────  ───  ───  ───  ───  ───  ───

Q3 家族・親族からの電話での問い合わせの場合、どのような確認をすればよいか?

A3 患者の承諾がない限り、電話での応対はしないほうが良い。患者が登録している
   電話番号に、折り返し電話してから話す方がよい。

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(5)おすすめ情報

    お奨めセミナー、お奨めWEBサイトなどを紹介するコーナーです。
    自分たちで開催するセミナ−を案内して欲しいという方はご一報下さい!
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┌──────────────┐
│ ソフトウェアVPN    │
└──────────────┘
  http://www.netage.ne.jp/service/ulink/index.html

  VPNを使うと、離れたネットワークのコンピュータ同士が、同じネットワーク
  に接続していることになり、安全に繋げることができます。
  フォルダーの共有も可能なので、大容量ファイルをメール添付で送信できない時
  にも威力を発揮します。

  本来はVPNルータという高額で設定の難しい装置が必要でしたが、
  ソフトウェアで簡単に、そして安価に出来るところが魅力的です。

┌──────────────────────┐
│ できる・わかる医療経営塾・トップセミナー │
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  講師:  弊社副社長 重廣 健

 テーマ: 病院存続の基本条件
       平均在院日数をズバリ短縮できる目からウロコの管理方法など。
       収益改善病院で使っている具体的な管理帳票もお渡しします。

 会期:  福岡 7月27日(水) 13:30〜16:00 (受付13:00〜)  月曜締切りです

 会場:  福岡 林英ビル1階 Aホール

 会費:  12,600円(税込)

 詳細:  詳細情報とお申込みに関しては、以下のURLをご覧下さい。
            http://www.realmedical.co.jp/seminar/

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(6) 編集後記
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今週は、医療機関のホームページの信頼性を監査して、認証マークを付与する研修に
参加してきました。全てを公開すると誤解を招く項目もありますよね。重症度の高い
患者さんが多い場合、どうしでも死亡例が多くなりますし・・・。

そういう一般向けの公開情報ではなく、コールセンター業務や病診連携・病病連携に
向けた多機能なWEBサイト開発が今後は進むだろうなぁと、改めて感じた一週間で
した。

近いうちにホームページの活用についても記事を書きたいと思います。

なお、忌憚のないご意見をいただけたら幸いです。
ご意見は⇒< magazine@realmedical.co.jp >までどうぞ!
個人宛は⇒< uchida@realmedical.co.jp >までどうぞ!
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 ただし、引用される場合は発行人までお申し出ください。

*謝辞
本紙を発行するに当たって多くの方の協力をいただきました。
特にアクチャーコンサルティングの代表取締役でもあられ、
ランチェスター戦略 実践指導コンサルタントである岩月康隆氏には
多大なお力添えをいただきました。ここに心より感謝の意を表します。
http://www.accture.co.jp/

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発行人: 経営革新コンサルタント 内田敏行
     リアルメディカル株式会社 代表取締役

発行元: 【医お良を文化ととらえ共に育む】
     リアルメディカル株式会社 出版局
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