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2009年12月18日

H.A.C.S 〜自院を知る〜

 『敵を知り己を知らば百戦して危うからずや』もっとも有名な孫子の言葉ではないでしょうか。これまで医療機関の広報・マーケティングについて考えてきました。孫子の言う“敵”に対する作戦です。何らかのヒントはあったのではないでしょうか。一方、自院の現状についてはどの程度把握されているでしょうか。職員数や患者数、収入と支出の総額などの基本的なことはともかく、患者層や収入内訳の分析などについてはいかがでしょうか。
 

患者層の分析

患者層を分析することは自院を理解する上で非常に有効です。
  @年齢層別
  A住所別
  B疾患別(診療科別)
  C公費区分別
  Dその他
これらを分析することで自院が提供している・求められてい機能、診療圏・住民構成など患者の分布がわかります。更に他の分析(収益分析、機能分析など)と組み合わせることで、自院の意志決定の際の指標にもなります。レセプトデータと組み合わせて、層別患者単価や診療科別患者単価などは自院の強み・弱みを知る上で参考になるでしょう。
 
 既に分析を行っている場合、更なる視点を模索することも必要かもしれません。一般的に分析等は、定型的な作業になりがちです。初めの内は数値の変化に敏感なのですが、慣れるにつれ鈍感になっていきます。やがてデータを揃えることが目的の流れ作業になってしまいます。定型のデータを取り続けることも重要ですが、時にリフレッシュすることも必要です。
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コンサルティングチーム主任研究員 都司博直