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2009年04月30日

患者獲得に向けたH.A.C.S(Hospital All Connected System)

自治体病院の71%、民間病院の32%が赤字経営といわれる昨今、医療機関の健全経営のための取り組みがクローズアップされています。なかでも医療収入改善の最短距離である患者数を増やすためのシステムツールに注目が集まっています。

Hospital All Connected System(H.A.C.S)は、紹介患者数増と外来患者数増を目的として考えだされました。そのコンセプトは、自院内外のヒト・モノとの関係を強固にし、信頼関係を作り上げること。なかでもコールセンターの組織上の位置づけや機能を明確に定義していることが特徴的です。従来の医療機関のコールセンターとは全く異なり、「患者獲得」にむけた活動を展開します。

H.A.C.S(Hospital All Connected System)

H.A.C.Sは、3つの機能の集合体といえます。“情報管理” “コールセンター” “広報”です。あまり真新しさはありませんが、これらの機能を有機的に組み合わせることで効果を発揮します。例えば“情報管理”と“コールセンター”を組み合わせることでCRM(Customer Relationship Management)を、“情報管理”と“広報”を組み合わせることでAISAS理論の実践などです。
患者獲得のアクションは全周囲的なチャネルに対して行う必要があります。健康な赤ちゃんから病気の高齢者までさまざまで、漠然とした活動では思うような成果は得られません。絞り込んだ対象者に適切な内容で対応する必要があります。


コンサルティングチーム主任研究員 都司博直